疲れ気味で肌質が悪いと感じている成人女性を対象に、オルニチン含有食品の摂取が肌質改善に及ぼす影響について検討試験を行いました。その結果、客観的な指標による評価で、オルニチン摂取により「肌の弾力」と「かくれじみ」が有意に改善することが確認されました。
※この調査は、研究13-1と同時に行ったものです。
疲れ気味でかつ肌質が悪いと感じている20歳から60歳までの
健康な日本人女性39名。
オルニチン400mg または プラセボ※1
※1 プラセボとはオルニチンの入っていない試験食品のこと。
被験者を無作為に2グループ(オルニチン摂取群19名、プラセボ摂取群20名)に分け、それぞれの試験食品を8週間毎日摂取した。試験開始時から4週毎にキュートメーター※2とVISIA※3により肌質を測定した。評価は、試験開始時により疲れを感じている方(疲労のVAS※4アンケートスコアが6(cm)以上をマークした方。オルニチン摂取群12名、プラセボ摂取群15名)を対象として行った。
※2キュートメーター。肌の粘弾性を測定する装置。
※3 VISIA。「しみ」「しわ」「毛穴」「キメ」「ポルフィリン」「かくれじみ」などを顔画像から評価する装置。
※4 Visual Analogue Scaleの略。主観的な感覚や体感の度合いを10cmの線分を用いて数値化する方法。
日ごろから疲れを感じていて肌質が悪いと感じている成人女性において、オルニチンを摂取すると、プラセボ摂取に対して、「肌の弾力」を示す値が上腕部で有意に上昇しました。また、VISIA解析では、「かくれじみ」の数がオルニチン摂取により有意に減少しました。
この結果から、オルニチンは疲労を感じていて肌質が悪い方の「肌の弾力(肌のハリ)」と「かくれじみ」を改善させる効果があると考えられます。
出典:銀座アンチエイジングラボラトリー/同志社大学大学院・森田祐二ら
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