疲労した際に体から発散されるアンモニアの臭いは俗に疲労臭と呼ばれます。20歳から40歳の健康な男性を対象に、オルニチン含有食品摂取による運動疲労時に増加するアンモニア臭(疲労臭)の低減効果を検証しました(アンモニア臭として汗及び皮膚ガス中のアンモニア量を測定する試験を行いました)。
20歳〜40歳の健康な日本人男性19名。
オルニチン2400mg または プラセボ※1
※1 プラセボとはオルニチンの入っていない試験食品のこと。
試験食品摂取前、30分安静の後にエアロバイク運動を開始した。ペダルの回転を60回転/分で維持するようにし、ペダル負荷を徐々に上げることで運動負荷を上げ、被験者が疲労して50回転/分を保てなくなった時点で運動を終了した。
試験中、汗と皮膚ガスの回収は、試験食品摂取前(30分間)、運動開始から運動終了後10分迄、運動終了後15分から45分迄の3ポイントで右手より行なった。同時に、採血を試験食品摂取前、運動終了後0分、20分、40分、60分で左腕静脈から行った。そして、汗及び皮膚ガス中のアンモニア量、及び、血液中のアンモニア濃度をそれぞれ測定した。
オルニチンを摂取すると、運動負荷によって疲労した方で観察される、汗及び皮膚ガス中のアンモニア量の増加が有意に抑制されることが示されました。また、血液中のアンモニア濃度の増加も有意に抑制されることが示されました。
この結果から、オルニチンは肝臓のアンモニア解毒能を活性化することで、体から発散されるアンモニア臭(疲労臭)を低減させる効果を発揮すると考えられます。
出典:有限会社ピコデバイス
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