アセトアルデヒドの分解酵素が低活性型(お酒に弱め)の方を対象に、オルニチンの1回の摂取が飲酒翌朝の体感に及ぼす影響について試験をしました。その結果、オルニチンを1回摂取しただけでも、お酒を飲んだ翌朝の疲労に関する体感の改善効果が確認されました。
アセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子型がND型※116名
※1 体内に吸収されたアルコールを分解する途中で作られるのが、悪酔いの原因ともなるアセトアルデヒド。これを分解・解毒するために働くのがALDH2で、その遺伝子型には活性型(NN)・低活性型(ND)・不活性型(DD)がある。日本人全体の約38%がお酒に弱めとされる低活性型。
オルニチン1600mgまたはプラセボ※2
※2 プラセボとはオルニチンの入っていない試験食品のこと。
半量の試験食を摂取後、体重1kgにつき10mlのビールを30分かけて飲酒し、再び半量の試験食を摂取した。飲酒後3時間安静にし、夕食をとった後、就寝まで絶食・絶水した。翌朝にアンケート調査※3を行い睡眠に関する体感を調査した。別の日にもう一方の試験食品で同様に試験を実施した。
※3 OAS睡眠調査票MA版。起床時に睡眠の質を問うアンケート。
アセトアルデヒドの分解酵素が低活性型(お酒に弱め)の被験者において、オルニチンを摂取した場合は飲酒翌朝の「疲労回復」で有意に良いことが確認されました。また個人ごとの変動では、16人中13名がプラセボに比べてオルニチンの方が疲労していないと回答しています。
この結果から、オルニチンは1度の摂取でも、飲酒後の疲れの改善に効果があると考えられます。
出典:協和発酵バイオ株式会社
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