多くの食材は、冷凍すると風味や栄養価が失われる事が知られています。
例えば、野菜などはビタミンが失われたり、肉であれば細胞壁が冷凍によって損傷し味がおちてしまいます。
ところがシジミにおいては、冷凍することによって栄養価が増すという実験結果が発表されています。シジミを冷凍庫に入れて凍らせると、シジミに含まれるオルニチン量が逆に増加したというのです。 実験によるとコツは急速に冷やすのではなく、‐4℃の穏やかな冷凍処理がベスト温度で、含有オルニチン量はなんと8倍もUPしました。
また、日本だけでなくしじみはアジアでも食べられており台湾や韓国では昔から食べる前に凍らせていたのだといいます。そうした、オルニチン増加などのメカニズムはまだよくわかっていませんが、冷凍したシジミの方が効き目や美味しさが増すことを身体で感じていたのかもしれません。
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