オルニチン研究室

研究5

アンモニア上昇抑制効果&運動疲労抑制効果を検証

アンモニア上昇と運動性疲労を抑える!運動中、筋肉やエネルギーの消耗により発生するアンモニアは、疲労の原因物質の一つと考えられています。そこで、オルニチンの「運動後のアンモニア上昇を抑える効果」と「運動中の疲労を抑える効果 」について検証しました。その結果、オルニチンを摂取することで、運動後のアンモニア上昇が有意に抑制され、運動パフォーマンスの低下も抑制されました。

運動によるアンモニア上昇抑制効果&運動疲労抑制効果を検証

被験者

29~53歳の健康な男女17名。

試験食品

1日目〜7日目 : オルニチン1.6g または プラセボ※1
8日目 : オルニチン4.8g(2.4gずつ2回摂取) または プラセボ※1

※1 プラセボとはオルニチンの入っていない試験食品のこと。

試験方法

被験者をオルニチン摂取グループとプラセボ摂取グループの2グループに分け、それぞれの試験食品を7日間毎日摂取した。8日目に4時間の運動負荷試験(エアロバイク漕ぎ)を実施し、運動パフォーマンスの低下量※1と、運動後の血中アンモニア濃度変化※2を測定した。4時間の試験中には試験食品4.8gを2回に分けて摂取した。これにより、オルニチンの運動疲労抑制効果とアンモニア上昇抑制効果を検証。

※1 運動開始30分後に10秒間全力でエアロバイクを漕いだ時の回転数(最大パフォーマンス) - 運動開始3時間30分後の最大パフォーマンス。
※2 4時間休憩後の血中アンモニア濃度 - 運動終了直後の血中アンモニア濃度。

男女17名

試験スケジュール

試験結果

オルニチンの摂取で運動後のアンモニア上昇と、運動中のパフォーマンス低下を抑制する

運動負荷試験において、オルニチン摂取グループの方が、プラセボグループよりも、運動後のアンモニア濃度上昇が抑制されました。また、この時の運動パフォーマンスの低下も抑制傾向を示し、特に女性に有意な効果が確認されました。

この結果から、オルニチンは運動によるアンモニア上昇を抑制すると共に、運動パフォーマンスの低下を防ぐことが示されました。オルニチンによる運動時の抗疲労効果が期待されます。

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出典:協和発酵バイオ株式会社